たべ歯科クリニック・院長コラム７

院長コラム 　第７回　　余裕を楽しむ街・日本橋

院長コラム第７回です。

さあて今回は何を書きましょうか。。と無理矢理キイを叩いております

 

日本橋で開業して１８年目に入りましたが正直これほど日本橋が再開発で激変するとは思いません

でした。

開業当初の日本橋を一言で表現すると（頑固）で（媚びない）といった街でした。

しっかりと自分に信念をもって曲げない。。とでもいうのでしょうか。

そんな感じの街でした。

でも最近はなんか曲げ始めてる感じがします。

人形町の方迄歩きますと古風な街並が見えて来ますが三越前は老舗があるとはいえビルディングも

立ち並び、いわゆる都会です。

でもここ数年再開発の為に更に大きなビルがニョキニョキと立ち並び、空が狭くなり

休日は人が溢れてかえっております。

仕事場が日本橋の人間にとっては正直やや働きにくくなったと思います。

（歯科医院の場合あまり遠くからの来院はないので観光の方が増えてもあまり恩恵はありません）

昔の日本橋は休日は閑散としてる。。というより余裕の余暇を楽しむ街だった気がします。

しかしながら日本橋に活気づいて繁栄するのは良い事だと思います。

活気が溢れるのも大歓迎です。

私が杞憂するのは（新しい物が好き！というミーハー感覚の去った後の廃墟）にならないかという

事です。

～夏草や兵どもが夢の跡～

いわゆるプレイスポットとして集客に成功して

ブームが去った後にガランドウになった場所はいくらでもあります。

人の心は本当に虚ろです。

これは商業施設に限らず、飲食　医療等の店舗にも同じ事が言えます。

新しい物には人が群がり、飽きたら去ってゆく

新しくなくなったら、新鮮味がなくなったら去っていかれる。

鮮度は決して落ちてないのに、飽きられる。

いくら宣伝にお金をかけても効果は最初だけです。

やはり口コミと伝統はお金では買えません。（ステマはお金で買えますが効果は微妙です）

日本橋という街もオイシイ話に乗せられすぎず（適当な塩梅で乗るのは大歓迎です）

媚びない、余暇を余裕で楽しむ街でありつづけて欲しいと思います。

（あくまで願望で過疎化して衰退しては意味がありませんので）

といいつつたべ歯科もいづれ再開発の並に飲み込まれそうな雰囲気です。

そのときはその時で　んー、まあ、何とかなるでしょ！

東京五輪のころに日本橋はどうなっているか？

たべ歯科は日本橋に存在するのか？

タイムマシンに乗って観て来たいものです。